研究課題/領域番号 |
18K14468
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分39040:植物保護科学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 |
研究代表者 |
藤原 和樹 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 九州沖縄農業研究センター, 主任研究員 (40725008)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | カンキツグリーニング病 / 植物ホルモン / アブシジン酸 |
研究成果の概要 |
カンキツグリーニング病を引き起こすCandidatus Liberibacter asiaticus(Ca. L. asiaticus)と植物免疫応答機構との相互作用において、C. L. asiaticusはアブシジン酸(ABA)を利用し、植物ホルモンバランスを変化させることで、宿主での感染を成立させていることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
植物では、環境ストレスに応答するアブシジン酸(ABA)と病原体への防御応答に関わるサリチル酸(SA)との間で拮抗的なクロストークが知られているものの、宿主植物に侵入したCa. L. asiaticusは、植物が合成するABAを増殖誘導因子として利用し、植物ホルモンバランスを変化させることで感染を成立させることが明らかになった。さらに、病原細菌におけるABAを介した増殖制御機構の一端を解明したことで、細菌では未だ明らかになっていないABA応答機構を介した特異的なシグナル伝達経路の解明に向けた研究基盤を構築できた。
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