研究課題/領域番号 |
18K14471
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分39050:昆虫科学関連
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
國生 龍平 金沢大学, 生命理工学系, 研究協力員 (90756537)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 宿主操作 / バキュロウイルス / カイコ / BmNPV / GAL4-UAS / ゲノム編集 / 中枢神経系 / 行動操作 / CRISPR/Cas9 / GAL4/UASシステム |
研究成果の概要 |
申請者は、カイコ核多角体病ウイルス(BmNPV)が宿主昆虫であるカイコ幼虫の脳に感染することで、カイコの行動を操っていると着想した。そこで、本研究ではGAL4/UASシステムを用いることで、カイコの中枢神経系のみでウイルス増殖を抑制できる遺伝子組換えカイコを作出することで、この仮説の実証を試みた。結果として、ウイルス増殖を大幅に抑制できるカイコ系統は作出できたが、その効果を中枢神経系のみに限定するカイコ系統の作出に難航している。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で作出したUASカイコ系統は、GAL4カイコ系統と組み合わせて用いることでBmNPVの増殖を顕著に抑制できることが実証された。このシステムをカイコ実用品種にも導入することで、将来的には養蚕現場におけるBmNPV被害を低減させることができると考えられる。また、本研究では中枢神経系特異的GAL4系統カイコの作出には至らなかったが、今回得られた知見をもとにノックイン手法を改良することで、将来的に当該系統の作出につながると期待してる。
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