研究課題/領域番号 |
18K14481
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分39060:生物資源保全学関連
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研究機関 | 山口大学 (2019-2020) 神戸大学 (2018) |
研究代表者 |
中尾 遼平 山口大学, 大学院創成科学研究科, 准教授(特命) (10814618)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | メダカ種群 / 環境DNA / 遺伝的多様性 / 保全 / 遺伝的撹乱 / 外来遺伝子 / メダカ種軍 / メダカ / 国内外来種 / qPCR |
研究成果の概要 |
本研究では、メダカ種群における遺伝的撹乱の新規モニタリング手法として、環境DNA分析を用いたメダカ外来遺伝子の検出手法の開発を目的とした。本研究では、野生メダカおよびヒメダカの核DNAを対象とした検出系を開発し、河川や用水路のような環境水からメダカ2種の環境DNAをそれぞれ検出することができた。さらに、飼育水槽のような閉鎖的な環境であれば、2種の環境DNA濃度は、それぞれの対立遺伝子頻度と正の相関を示した。本研究で開発した手法は野外適用できることが示されたが、野外で検出された環境DNA濃度が非常に薄かったことから、検出率の向上や偽陰性の低減にむけた手法の改善が必要となると考えられる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
遺伝的撹乱の進行は、全国に生息する純粋な野生メダカを絶滅させかねない現象であり、メダカの遺伝的多様性を保全するためには、各地における遺伝的撹乱の早期発見が求められる。本研究で開発した手法は、ヒメダカによる遺伝的撹乱を環境水から迅速に検出できることから、遺伝的撹乱を検出するためのツールとして非常に有用であると考えられる。また、メダカは童謡にもなるほど日本人にとって馴染み深い魚類であり、水田環境のシンボルフィッシュでもある。遺伝的撹乱の防止と野生メダカの保全は、日本にメダカの生息する水環境を未来まで存続していくことにつながると考えられる。
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