研究課題/領域番号 |
18K14486
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分39070:ランドスケープ科学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人国立環境研究所 (2021) 東京大学 (2018-2020) |
研究代表者 |
土屋 一彬 国立研究開発法人国立環境研究所, 社会システム領域, 主任研究員 (40615639)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 都市圏 / 自然体験 / 緑被分布図 / NDVI / 緑視率 / 鳴き声 / 自然体験頻度 / 近郊緑地保全地区 / 生態系サービス / 健康 / 里山保全 / レクリエーション / 人と自然の関わり |
研究成果の概要 |
本研究では、都市圏における自然環境の賦存状況と自然体験の関係性を都市圏間の比較から明らかにすることを目的とした。衛星画像解析、質問票調査、生物調査などの多様な手法を組みわせた分析の結果、都市圏の自然環境の賦存状況には人口密度や都市圏のサイズが関係していること、樹林地などの自然環境がより多く賦存している地方都市圏において、自然体験の内容によっては必ずしも三大都市圏よりも実施頻度が高くないこと、都市住民が認識している近隣に生息している種と実際の生息状況が必ずしも対応しないことなどが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により、国内の都市圏間での自然環境の賦存状況や自然体験の実施状況の違いを明らかにすることが出来た。こうした知見は、各都市圏の特徴の理解にもとづいた自然体験促進策の策定に寄与しうる。また、種のレベルで都市圏の自然環境の賦存状況と自然体験の関係性を分析する枠組みを提案し検証した。この方法を様々な種や都市圏で適応することで、生物多様性の保全と調和した形での自然体験の促進策のあり方の解明が進むことが期待される。
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