研究課題/領域番号 |
18K14487
|
研究種目 |
若手研究
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分39070:ランドスケープ科学関連
|
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
水内 佑輔 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 助教 (40768602)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
|
キーワード | 国立公園 / 造園史 / 造園学 / 風景計画 / 近代 |
研究成果の概要 |
本研究は、日本の国立公園のアイデンティティー獲得のための造園史研究である。日本型国立公園のアイデンティティーの構築とも関わる自然資源と歴史文化資源をめぐる相克という観点から、昭和初期の国立公園の計画思想及び、国立公園がどのように実体化してきたのが、思想と実態のズレに着目した研究を行った。その結果、国立公園の実体化においては、理念的には国立公園は原生自然風景地として価値づけられていたが、それとは異なった価値観において、国立公園の実体化も進められていたことが把握された。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
1931年に国立公園法が制定されて以降、90余年が経過する中で国立公園は環境保全から観光、地域振興など様々なまなざしが投げかけられる社会的空間であり、制度となっている。現在、国立公園が転換しようとする中で、本研究は国立公園とはどういった制度であり、空間であるべきかを考えるための歴史研究として位置づけられ、特に制度構築期の事象を明らかにしようとしたものである。
|