研究課題/領域番号 |
18K14500
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分40020:木質科学関連
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研究機関 | 三重大学 |
研究代表者 |
渕上 佑樹 三重大学, 生物資源学研究科, 准教授 (30747895)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2020年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | ライフサイクルアセスメント / 経済波及効果 / 木材流通 / 産業連関分析 / 環境影響評価 / 温室効果ガス排出量 / 国産材 / 地域材 / GHG排出量 / 木材利用 / CLT工法 / 国産材流通 / 木材利用システム |
研究成果の概要 |
地域産業の重要な構成要素である中小規模の製材工場とそこに原木を供給する生産者の間で構築される地域レベルでの流通を再構築するための合理的なシステムの検討と新たな付加価値の創出を行った。 木材の流通構造の調査では、林業・木材産業の関係事業者から収集したデータをもとにした分析により、林業事業者の収益構造および主に三重県、京都府を対象とした地域材の流通構造を解明した。 地域材利用の新たな付加価値として、温室効果ガス排出量の削減効果、地域への経済波及効果に関する分析を行い、それぞれ定量的な評価を行うことで優位性を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
学術的な意義としては、地域材を使用した木質系建材、木造建築物の温室効果ガス排出量に関する知見は不足しており、複数の論文により新たな知見を提供できた。同様に、地域材利用の経済波及効果に関する論文も複数発表した。 社会的意義としては、三重県、京都府、滋賀県など複数の地域において、木材の地産地消による経済波及効果を定量評価したことで、各自治体における建築物の木造・木質化の推進に貢献した。林業・木材産業の先進地域であるオーストリアを現地調査し最新事情を書籍として広く発信できた。
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