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メタゲノム解析による海産栽培魚種の腸内細菌が初期放流減耗に与える影響評価

研究課題

研究課題/領域番号 18K14517
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分40030:水圏生産科学関連
研究機関国立研究開発法人水産研究・教育機構

研究代表者

本郷 悠貴  国立研究開発法人水産研究・教育機構, 中央水産研究所, 研究員 (20737316)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
キーワード腸内細菌叢 / 種苗放流 / トラフグ / 減耗 / 餌料環境 / 水産人工種苗 / メタゲノム / 腸内細菌 / 食餌 / 代謝
研究成果の概要

本研究では、水産人工種苗の放流後減耗の一因が、腸内細菌叢の多様性に関係していると仮説を立て、マダイ人工種苗を用いた給餌飼育実験とトラフグ放流経験群、飼育群を用いて腸内細菌叢を調査した。結果、マダイの給餌飼育実験では腸内細菌の多様性に変化は無かった。しかし、トラフグの放流経験群と飼育群で多様性に有意な差が見られた。トラフグの場合、放流後に腸内細菌叢の多様性を高める必要があることから、多様性の低さが減耗の一因になる可能性が考えられた。

研究成果の学術的意義や社会的意義

水産資源の持続的な利用を維持するため、資源状態に基づいた種苗放流が必要であるが、放流後減耗によって効果的ではない。減耗の一因が腸内細菌叢つまり摂餌の違いによって起こっている可能性を指摘し、調査したところ、トラフグ人工種苗では放流経験群で腸内細菌の多様性が高かった。人工種苗生産時に天然に近い腸内細菌叢を構築することで、放流後の餌料環境に馴致しやすく減耗が低減できる可能性を示唆した。本研究が継続的に実施され、仮説が証明されることで、餌開発につながり水産資源の増加に貢献できると考えている。

報告書

(3件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実施状況報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2021-02-19  

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