研究課題/領域番号 |
18K14518
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分40030:水圏生産科学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人水産研究・教育機構 |
研究代表者 |
古川 誠志郎 国立研究開発法人水産研究・教育機構, 水研機構(新潟), 研究員 (90701235)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
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キーワード | ブリ / ネオジム / アーカイバルタグ / 移動生態 / 移動履歴 / Nd同位体比 / 回遊 / ネオジム同位体 / 回遊履歴 |
研究成果の概要 |
重要な漁業資源であるブリの津軽海峡を介した日本海と太平洋の移動について、海域固有の同位体比を有するネオジム (Nd) に着目した化学分析と電子標識(アーカイバルタグ)を用いた追跡を併用して、海域間移動履歴を推定する手法開発を試みた。先ずは、アーカイバルタグから高精度で位置を推定する手法開発を行い、津軽海峡を通過した日本海-太平洋の移動経路を示す手法を確立した。一方、新型コロナウイルス感染症流行により、当初予定した機会に研究代表者らの分析協力機関への移動が制限されたたため、Nd同位体比分析に関しては、ブリの筋肉及び肝臓に蓄積されるNd濃度を定量し、今後の研究発展のために情報蓄積を行うに留めた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果によって全国的に重要な漁業資源であるブリの移動生態への理解が進むと期待される。本研究では解析に用いた個体数が限定されていたが、今後の多個体への応用で、各海域における本種の来遊量の多寡を説明するための基盤となる情報を提供できる可能性がある。また、本研究の成果は様々な海水魚への応用が期待でき、水産資源の評価・管理に大きく貢献するものと考えられる。
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