研究課題/領域番号 |
18K14525
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分40040:水圏生命科学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人水産研究・教育機構 |
研究代表者 |
宇治 督 国立研究開発法人水産研究・教育機構, 水産技術研究所(長崎), グループ長 (40372049)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 育種 / 形態異常 / ゲノム / RAD-seq / ヒラメ・カレイ類 / 異体類 / 黒化 / 遺伝率 / ゲノム育種 / 遺体類 / ササウシノシタ / NGS |
研究成果の概要 |
遺伝的改良によってヒラメ・カレイ類で問題となっている形態異常を軽減することができるかどうかを明らかにすることを目的として、小型のヒラメ・カレイ類であるササウシノシタを用いて、解析家系の作出、黒化の表現型解析、次世代シーケンサーを用いたゲノム情報の取得およびゲノム情報を用いた交配計画の策定を行った。その結果、ヒラメ・カレイ類で問題となっている黒化については遺伝率が約44%と推定され、遺伝的な改良ができる可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
魚種を問わず魚類の種苗生産や養殖現場において形態異常魚の出現は大きな経済的損失を伴うため大きな問題となっており、この問題を解決する意義は非常に大きい。今回の研究成果は、ゲノム情報を用いた遺伝的な改良によってヒラメ・カレイ類で問題となっている黒化を効率的に軽減することができる可能性を示唆しており、今後の魚類形態異常軽減策の新たな方策を提案している。
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