研究課題/領域番号 |
18K14536
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分41020:農業社会構造関連
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研究機関 | 帯広畜産大学 |
研究代表者 |
河野 洋一 帯広畜産大学, 畜産学部, 准教授 (80708404)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 経営者能力 / 従業員能力 / 組織能力 / 人材育成 / キャリアパス / 雇用型経営 / 経営者特性 / 従業員特性 / 技術獲得 / 就農経路 / 前職経験 / 経営主体 / 組織経営体 / 農業法人 / 能力育成 |
研究成果の概要 |
本研究では農業法人等の組織構成員に対する人材育成事業及びその効果の把握と経営者及び従業員の能力の把握、また、経営者及び従業員の能力の相互作用と位置づける組織能力と経営成果の関係性を明らかにすることを研究目的とし、以下の知見を得た。 ①組織能力の維持・発揮において重要な要因である後継者については、就農前後の状況によって、技術獲得をはじめとする能力育成の状況が異なるとともに、前職経験を活用することで組織能力の向上の可能性が示唆される。②特に農業法人において重要な組織経営能力の要因である従業員は、キャリアの志向性によって人材育成施策をアレンジすることで、定着率の向上と効率的な組織経営の可能性がある。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果のうち、特に、組織を構成する後継者や従業員の人材育成の方向性を示したこと、従業員のキャリア志向性による人材育成の違いなど、組織能力の重要な要因である後継者、従業員に対する人材育成施策のあり方を明確にしたことに大きな意義がある。これについては学術雑誌に掲載済みであること、また、一般雑誌等での公開も実施しているが、継続的な研究成果の創出が求められる。また、これらの研究成果は、我が国の農業をとりまく環境を踏まえると、今後、その件数が増加するであろう農業法人を中心とした雇用型農業経営において、組織構成員の定着率向上や、効率的な人材育成事業の展開に関する指針となりうる成果であると考えられる。
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