研究課題/領域番号 |
18K14539
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分41020:農業社会構造関連
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研究機関 | 神戸大学 (2019-2020) 島根大学 (2018) |
研究代表者 |
高田 晋史 神戸大学, 農学研究科, 助教 (90739781)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 中国農村 / 大学生村官 / 特崗教師 / 西部計画志願者 / 三支一扶 / 地方就業プロジェクト / 農村リーダー / タオバオ村 / 地域サポート人材 / 定住 / 農村就業 / 大学生志願服務西部計画 / 三支一扶計画 / リーダー / フォロワー / 郷村観光 |
研究成果の概要 |
本研究では,近年中国の農村で見られる新しい農村リーダーとして,“地方就業プロジェクト”の従事者に着目し,その特性やリーダーとして支える仕組みについて考察した。具体的には,従事者へのアンケート調査や実態調査から,まず,“地方就業プロジェクト”を志望する大学生の特徴を明らかにした。次に,“地方就業プロジェクト”の従事者意識を分析し,任期終了後の定住,地域との関係保持,起業を促進するための要点を提示した。さらに,“地域就業プロジェクト”で農村に赴任した若者が,農村のリーダーになるための支える仕組みについて考察した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
中央政府は近年,若者の農村や貧困地域への派遣を積極的に実施してきた。こうした人材の一部は,地域に根付き,社会経済発展において重要な役割を担っている。本研究では,これまであまり研究されてこなかった“地域就業プロジェクト”の実態を明らかにし,それをさらに発展させていく上での要点を提示した。また,本研究から見ることができる中国における新たな農村リーダー像やこうしたリーダーを軸に農村を発展させていく仕組みは,中国農村の今後を展望する上で示唆に富んだものとなった。
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