研究課題/領域番号 |
18K14540
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分41020:農業社会構造関連
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研究機関 | 名寄市立大学 |
研究代表者 |
今野 聖士 名寄市立大学, 保健福祉学部, 准教授 (00727076)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 農業雇用労働力 / 地域労働市場 / 援農ボランティア / 学生ボランティア / 労働力の需給調整 / 労働力の地域的な需給調整 / 農業雇用 / 労働市場 / 労働力不足 / 労働力不足の周期的発現 / 地域的需給調整システム |
研究成果の概要 |
昨今、農業を含む全産業において労働力需要の逼迫が進んでいる。雇用の逼迫化と共に農業雇用労働力の地域的需給調整システムが構築されるようになったが、いずれの対応も不足・対策・給源の消失(不足)を周期的に繰り返してきた。この要因は農業雇用労働力の給源となる層がその時代の特殊事情により一時的に形成されてきた層であり、農業はその層から供給を受ける一方で、再生産可能な水準の賃金を支払うことが出来ない構造的問題を抱えていたためだと考えられる。このため、より多様な給源から多様な形で農業に関わる対象を増やす必要があり、その対象として大学生による有償援農ボランティアに注目し、その特性と参加促進条件を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現在、農業における労働力不足が大きな課題となっている。しかしこのような農業雇用労働力における労働力不足は過去何度も繰り返している問題である。このため労働力不足を何度も繰り返すのか分析した。加えて現実解としてより多くの人たちが様々な形で農業に携わる必要性があると考えその一例として大学生による有償援農ボランティアを分析した。結果として、周期的な問題の発現を抑えるためには長期的に再生産可能な水準で賃金を支払う方向へ向かう必要があることと、短期的には多様な労働力が参画できる体制を作る事を指摘した。
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