研究課題/領域番号 |
18K14547
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分41030:地域環境工学および農村計画学関連
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研究機関 | 公立鳥取環境大学 |
研究代表者 |
山口 創 公立鳥取環境大学, 環境学部, 准教授 (10709281)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | ナレッジマネジメント / 地域資源管理 / 地域ナレッジ / 自然資源保全 / 人材確保 / 民話 / 動機づけ / 知識継承 / 動機付け |
研究成果の概要 |
本研究は農村地域における知識創造の仕組みと促進要因を明らかににすることを目的に取り組んだ。自然資源保全や文化的知識を対象に調査・分析した結果,第一に,知識創造活動において立場や得意とする知識領域の異なるナレッジリーダーが複数存在し,知識の獲得や創造の方向づけ,知識共有や創造の場づくりの役割を担っていることが示された。第二に,このような主導的役割を果たすナレッジリーダーは,知識領域や活動特性により確保方法が異なることが示された。第三に,動機付けの視点から知識創造活動を促す方策を検討した結果,他者への知識披露やロールモデルの存在が内発的動機付けに影響していることが示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
1つは,農村地域の湿原保全や里山保全といった自然資源管理を事例に,地域の自然条件や社会条件に適した保全手法の創造プロセスを明らかにできた点であり,得られた知見は省力化など現代のニーズに対応した資源管理手法の構築に貢献できる。2つは,個人の動機付けの視点から知識創造や継承を促す組織特性を明らかにできた点であり,伝統文化の継承活動に代表される住民主体の知識管理活動の運営等に貢献できる。
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