• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

イミダゾール化合物との相互作用によるミオシン分子機能への影響

研究課題

研究課題/領域番号 18K14563
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分42010:動物生産科学関連
研究機関北海道大学

研究代表者

早川 徹  北海道大学, 農学研究院, 助教 (20705173)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
キーワードミオシン / イミダゾールジペプチド / 食肉 / 溶解度 / アミノ酸 / イミダゾール
研究成果の概要

ヒスチジンによるミオシンの水溶化現象をモデルとして、ヒスチジンとミオシンとの相互作用の確認および相互作用によるミオシンの構造変化を確認することで、イミダゾール化合物のタンパク質への作用について明らかにすることを目的とした。
ミオシンの水溶化は、金属イオンや塩基性アミノ酸などの陽イオン化合物の添加により濃度依存的に阻害された。特に金属イオンの場合低濃度の添加においても著しく水溶化が阻害された。ミオシンC末端領域のタンパク質断片を用いた検討では、水溶化条件下において表面電荷が変化することが示された。ヒスチジンの存在によってミオシンC末端領域に電荷の変化が生じ、その結果水溶化されることが示唆された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

これまで水には不溶であるとされてきたミオシンがヒスチジンの添加によって低塩濃度条件下であっても溶解するメカニズムについて、詳細な相互作用部位の特定には至らなかったが、ヒスチジンと塩基性アミノ酸との間に相互作用が生じている可能性を示した。この結果は、アミノ酸の存在がタンパク質の特性に大きな影響を及ぼしていることを示唆し、細胞および組織におけるアミノ酸の重要性を示している。また、食品工業や薬品工業などでもアミノ酸の添加物としての利用の可能性を示唆し、社会的にも意義のある成果と言える。

報告書

(5件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2018-04-23   更新日: 2023-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi