研究課題/領域番号 |
18K14567
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分42010:動物生産科学関連
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研究機関 | 龍谷大学 (2020) 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 (2018-2019) |
研究代表者 |
小野木 章雄 龍谷大学, 農学部, 准教授 (60760501)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2018年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
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キーワード | 育種 / 黒毛和種 / 和牛 / ゲノム選抜 / ゲノミック予測 / 交互作用 / エピスタシス / 優性効果 / エピスタシス効果 / 予測 / 交配 / シミュレーション / 育種価 / 分離予測 / 交配シミュレーション / 動物遺伝学 |
研究成果の概要 |
本研究では、黒毛和種の枝肉形質において、全ゲノム情報を用いた遺伝子の組み合わせ(交互作用)による効果の推定を行い、相加×相加のエピスタシス効果が存在することを明らかにした。しかしその効果を用いても表現型の予測は向上しなかった。そのため組み合わせ効果を利用した交配シミュレータは現実的ではないことがわかった。一方で、予測が困難な原因として、組み合わせが膨大であること・予測される個体が新たな遺伝子組み合わせを常に保持することを示唆する結果を得た。以上から今後の黒毛和種育種およびその遺伝学的研究において有用な知見を得ることができたと考える。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
黒毛和種における遺伝子の組み合わせ効果、すなわち遺伝子間交互作用や遺伝子内の対立遺伝子間の交互作用、に関する報告はなく、本研究はそれらを明らかにした点で意義がある。当初の目的であった交配シミュレータは現実的でないことを示唆する結果が得られたものの、得られた結果は今後の育種や遺伝的解析の土台となりうる。そのため将来的にはより効率的な育種手法とつながり日本の畜産業の進展に貢献できる可能性がある。
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