研究課題/領域番号 |
18K14573
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分42010:動物生産科学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 |
研究代表者 |
山崎 武志 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 北海道農業研究センター, 上級研究員 (00414764)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 乳用牛 / ゲノミック評価 / バイアス |
研究成果の概要 |
若い個体を早期に選抜するゲノミック評価は、乳用牛の世代間隔を大幅に短縮させたが、若い父母等、実データのない祖先をリファレンス集団(評価のベースとなる祖先集団)に含まないことによる評価精度の低下が問題となる。そこで、リファレンス集団の祖先情報が欠損した個体のゲノミック評価値に生じるバイアス(真の遺伝的能力からのズレ)を検証した。 乳用牛集団を模した仮想データにより、リファレンス集団に父牛を含む個体と含まない個体のゲノミック評価値のバイアスを比較したところ、選抜された能力では父牛情報が欠損した個体のゲノミック評価値のバイアスが大きくなり、リファレンス集団が小さいほど顕著であることが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
国際的なゲノミック評価開始から10年が経過した現在、世代間隔の短縮により、リファレンス集団に父牛が含まれない状態で若い個体を評価・選抜することが通常となった。本成果は、このような現状で生じている評価値のバイアスに関する原因の探求および補正の検討において重要な知見となる。
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