研究課題/領域番号 |
18K14584
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分42020:獣医学関連
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研究機関 | 鳥取大学 |
研究代表者 |
山下 真路 鳥取大学, 農学部, 特命助教 (60813409)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
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キーワード | 犬 / Survivn / 癌ワクチン / イヌ / survivin / がんワクチン / 癌 / ワクチン / ペプチドワクチン / Survivin / 細胞傷害性リンパ球 |
研究成果の概要 |
イヌの癌細胞株及び自然発症癌の腫瘍組織におけるSurvivinの遺伝子発現を確認した。また、イヌのペプチドワクチン開発に向けて、遺伝子のサブクローニング及びDNAシークエンス技術を用いて、イヌのMHCclassⅠのDLA-88遺伝子ハプロタイプを判別する手技を確立した。さらに、DLA-88novel41において提示されるSurvivinのペプチド領域を断定するためのELISpot assay手技の確立のためにポジティブコントロールとなりえる狂犬病タンパクに対するTリンパ球活性を確認することができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで犬の癌免疫の基礎研究はあまり行われておらず、特にMHCclassⅠに関連する遺伝子解析、提示されるペプチドエピトープ解析は進んでいない。人の癌免疫治療で近年注目されているオプジーボなどの薬剤は、免疫暴走を防ぐ機能である免疫寛容機構を一時的にブロックすることにより癌に対する免疫効果を高めるためのものである。一方で、そもそもの癌に対する免疫獲得機構は重要であり、本研究における各種実験手技の確立は今後の獣医学分野における癌免疫研究の発展に重要である。
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