研究課題/領域番号 |
18K14595
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分42020:獣医学関連
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研究機関 | 日本大学 |
研究代表者 |
越後谷 裕介 日本大学, 生物資源科学部, 講師 (90609950)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | アンチセンス核酸 / RNA分解 / 日本脳炎 / ウイルスRNA / gapmer / 核酸医薬 / RNA / ウイルス / 抗ウイルス薬 |
研究成果の概要 |
本研究では、プラス鎖一本鎖RNAをゲノムとして持つ日本脳炎ウイルス(JEV)をモデルとして、RNA分解型アンチセンス核酸(ASO gapmer)が有意なウイルス増殖抑制効果を有することを明らかにした。また、JEVの増殖抑制を誘導するためには、ASO gapmerの標的ウイルスRNAに対する相補的な塩基配列および修飾核酸の特異性が重要であることが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
DNA/RNA様の修飾核酸からなるアンチセンス核酸(ASO)はRNAを標的とする新たな創薬シーズとして期待されている。しかし、ASOのウイルスRNAに対する有効性や作用メカニズムについては不明な点が多い。本研究ではASO gapmerの日本脳炎ウイルス(JEV) RNAに対する特異的な分解作用が明らかとなり、ASO gapmerが抗ウイルス薬として応用できる可能性が示された。本知見は、日本脳炎のみならず特効薬の開発が困難なウイルス感染症に対する新たな治療コンセプトの確立に貢献するものと考えられる。
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