研究課題/領域番号 |
18K14603
|
研究種目 |
若手研究
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分42030:動物生命科学関連
|
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
中村 達朗 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 特任講師 (80755554)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
|
キーワード | IgE / CRTH2 / PGD2 / skin |
研究成果の概要 |
IgE抗体はアレルギー性疾患の発症に必須の分子である。脂質メディエーターであるプロスタグランジンD2の受容体の一つであるCRTH2受容体がIgE抗体産生を促進する分子メかニズムの解明を行った。CRTH2受容体の欠損は、アレルゲンを捕捉してリンパ節に運搬する樹状細胞の活性および濾胞T細胞の増加を抑制した。CRTH2受容体は抗体産生を開始するそれらの免疫細胞の機能を制御していることがわかった。さらに、CRTH2阻害剤はIgE抗体産生を抑制することも明らかにした。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
アレルギー疾患を根治に導くためにはIgE抗体産生を抑制する必要があるが、その方法は未だ確立されていない。本研究ではプロスタグランジンD2の受容体の一つであるCRTH2がIgE抗体産生を促進する分子メカニズムの一端を明らかにした。CRTH2阻害剤の新規抗アレルギー薬としての可能性を示した。
|