研究課題/領域番号 |
18K14641
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分43020:構造生物化学関連
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研究機関 | 東邦大学 |
研究代表者 |
鈴木 浩典 東邦大学, 薬学部, 講師 (20625694)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | オートファジー / X線結晶構造解析 / 分子間相互作用 / タンパク質間相互作用 / 構造生物化学 |
研究成果の概要 |
オートファジーに関わるタンパク質群の多くは,出芽酵母からヒトに至る真核生物において広く保存されている。しかし,一部は高等真核生物に固有の因子であり,高等真核生物のオートファジーを理解するためには,それらの詳細な構造機能解析が必須となる。 本研究では固有の因子の一つであるFIP200に注目し, ULK複合体としてオートファジーの始動に関わる各因子(ULK1,Atg13,Atg101)との相互作用解析を行った。Atg101を除く3者は互いに相互作用して複合体を形成することが明らかとなった。その相互作用様式は出芽酵母のホモログと類似点がある一方で,高等真核生物に特有のものもあることが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
生命科学研究は生体構成の単純なモデル生物を利用して,その作動原理や機能を解明することが多いが,一方でそれは必ずしもヒトなどの高等生物にそのまま当てはめることができない。オートファジーはモデル生物として出芽酵母を用いてその基本的な作動原理の多くが解明されてきたが,本研究はヒトのタンパク質を用いて実施した研究であり,得られた知見も出芽酵母とは似て非なる部分もあった。そのため,ヒトなどの高等生物のオートファジーの理解や,オートファジーが関わる疾患の解明やその治療薬開発の一助になることが期待される。
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