研究課題/領域番号 |
18K14701
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分44010:細胞生物学関連
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
福田 真子 九州大学, 農学研究院, 特任助教 (30750385)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | イネ種子 / 貯蔵タンパク質 / グルテリン / プロラミン / RNA結合タンパク質 / 小胞輸送 / 細胞内輸送 / イネ種子貯蔵タンパク質 / RNA binding protein / 共焦点レーザー顕微鏡 / RNA-IP / UVクロスリンキング / イネ / 変異体 / PB-ER / Cis-ER / RNA局在 / Tilling法 |
研究成果の概要 |
①プロラミンmRNAの核から小胞体への輸送に関与するRNA結合タンパク質(RBP)-A, I, J, K,Qの同座変異体をTilling法で計14系統選抜した。②すべてのrbp変異体において、プロラミンの蓄積が減少していた。③RBP-A,RBP-J及びRBP-Qは核及びプロラミン顆粒(PB-ER)に局在した。④rbp-a、rbp-i、rbp-q変異種子では、PB-ERが小型化していた。 RBP-A、RBP-I及びRBP-Qは、プロラミンのPB-ERへの蓄積に関与することが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究より、各RNA結合タンパク質(RBP)変異体種子において、プロラミン蓄積の減少、及びプロラミン顆粒の小型化が認められたことから、プロラミンの正常な蓄積には、小胞体からの輸送蓄積系(翻訳後制御)だけでなく、各RBPを介したプロラミンmRNAの核から小胞体(ER-PB)への輸送(転写後制御)が必要であることが示唆された。RBPが貯蔵タンパク質の輸送・蓄積に関与するという知見は得られていたが、更に確かなものとなった。
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