研究課題/領域番号 |
18K14702
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分44010:細胞生物学関連
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研究機関 | 東海大学 |
研究代表者 |
アブドゥル アジズ 東海大学, 医学部, 特任講師 (50738789)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 造血幹細胞 / 細胞運動能の制御 / PAI-1 / P300 / PKA-CREB-P300 / p300 / マウスLSK細胞 / ヒトCD34+CD38-細胞 / がん幹細胞治療 / 白血病幹細胞 / PKA-CREB-p300 / 細胞内PAI-1 / 細胞運動制御 / ニッチ |
研究成果の概要 |
動員因子であるG-CSFによって、PKAを活性化し、Smad3とCREBで競合的にp300を奪い合うことになり、PKA優位の場合にはSmad3依存的な転写活性は抑制される。このことがTGF-b-PAI-1による造血幹細胞の静止状態を解除するメカニズムであることを見出した。G-CSFによって動員された幹細胞は、PKA-CREB-p300経路の活性化し、PAI-1発現が低下していることを明確した。PKAやp300の阻害剤によりG-CSFの効果が打ち消されることを確認し、遊走促進因子によるPAI-1発現の低下と運動能の亢進がPKA-CREB-p300経路依存的であることを証明した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、静止幹細胞が運動能を獲得するに至る分子的機序を解明し、その運動能制御機構を利用した再生医療の高効率化と、がん幹細胞の運動能亢進による治療高感受性化に取り組み、PAI-1阻害剤の適応拡大を可能にした。
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