研究課題/領域番号 |
18K14735
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分44030:植物分子および生理科学関連
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研究機関 | 東京大学 (2021-2022) 龍谷大学 (2018-2020) |
研究代表者 |
栗田 悠子 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 助教 (00796518)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 樹木 / リン / 転流 / 季節 / 落葉木本植物 / ポプラ / 栄養塩 / 樹木生理学 / 栄養素 |
研究成果の概要 |
落葉木本植物では落葉前に葉から栄養素を回収し、冬期の貯蔵を経て春に再転流することで、貴重な栄養素を効率的に利用していることが知られている。本研究ではモデル樹木であるポプラを用いて、春の開芽時における冬期貯蔵リンの分解とリンの再転流の重要性の評価を行うために、リンの冬季貯蔵分子であるイノシトール6リン酸(IP6)の分解酵素の同定を試みた。また実験室内短縮周年系における休眠-開芽時の幹の時系列トランスクリプトームを行い、長日と暖温条件を感受したのちの遺伝子発現変動プロファイルを取得した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
個体内における季節的な栄養素のリサイクル(転流)は樹木が効率的に栄養素を利用する戦略の一つとして古くから知られている。しかし冬期に枝や幹に貯蔵されたリンがどのように春の開芽時に寄与しているのかは明らかではない。本研究の成果と今後の研究により、樹木が四季の繰り返しを通じて、どのように栄養資源の個体内プールを構築し利用していくかを明らかにすることが期待される。
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