研究課題/領域番号 |
18K14737
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分44030:植物分子および生理科学関連
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研究機関 | 国立遺伝学研究所 |
研究代表者 |
佐々木 武馬 国立遺伝学研究所, 遺伝形質研究系, 助教 (60759497)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 微小管 / 細胞質分裂 / フラグモプラスト / 微小管付随タンパク質 / カタニン / 植物 / 細胞分裂 / 細胞骨格 / シロイヌナズナ |
研究成果の概要 |
植物細胞は細胞板を作ることで分裂する。微小管は細胞板を形成するための主用な細胞構造である。本研究では間期と分裂期の微小管の動態を制御する微小管付随タンパク質CORDを新に同定し、その解析を進めた。研究成果として、CORDタンパク質が植物に特異的な細胞分裂時細胞構造であるフラグモプラストの微小管の長さを制御することで、細胞分裂を正に制御することを明らかにした。本研究成果によりこれまで謎が多かった植物特異的な細胞分裂様式の一端が分子的に解明された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
古くから知られている様に植物細胞の形態は動物細胞と大きく異なる。特に植物細胞は細胞分裂の際に細胞板を形成し分裂することが、見た目上の形態変化を与える大きな要因となる。本研究は細胞板分裂過程において一時的に構築される微小管構造「フラグモプラスト」の動態制御の一端を新規同定因子の解析を通し分子的に明らかにした。本研究成果は植物細胞の特異的を生み出す一因を解明することで、植物細胞の理解に学術的に貢献したと考えられる。
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