研究課題/領域番号 |
18K14739
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分44040:形態および構造関連
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
太田 龍馬 筑波大学, 生存ダイナミクス研究センター, 研究員 (00647969)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
中途終了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 生殖系列 / 性決定 / 遺伝子量補償 / ショウジョウバエ / X染色体 / 始原生殖細胞 |
研究成果の概要 |
本研究は、ショウジョウバエにおける生殖系列自律的な性決定機構を解明することを目的とする。これまでに私たちは、X染色体上の遺伝子の発現をオス(XY)とメス(XX)で一致させる遺伝子量補償が始原生殖細胞において欠如していることを明らかにしていた。本研究では、1)XY型(オス)の始原生殖細胞において、遺伝子量補償を担うMSL複合体の構成因子を発現させると、遺伝子量補償が付与されること、2)遺伝子量補償を付与したXY型始原生殖細胞がメス化することを示唆する結果を得た。これら成果は、遺伝子量補償の欠如により生み出される、X染色体上の遺伝子の発現性差により、生殖系列自律的な性が決定することを強く示唆する。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究から、未だあらゆる種で十分に明らかになっていない生殖系列自律的な性決定機構に関する重要な知見が得られた。生殖系列自律的な性決定機構は、ショウジョウバエのみならず、ヒトやマウス、メダカなど種を超えて存在することが明らかになりつつある。したがって、本研究の成果は、動物に普遍的な生殖系列の性決定メカニズムを理解するうえで重要な基盤となる。また、本研究で得られた成果は、体細胞系列と生殖系列の性の不一致により起こる不妊の原因究明のための重要な基盤にもなると考えられる。
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