研究課題/領域番号 |
18K14754
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分44050:動物生理化学、生理学および行動学関連
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研究機関 | 宇都宮大学 |
研究代表者 |
八杉 公基 宇都宮大学, 工学部, 特任准教授 (50722790)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
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キーワード | 魚類 / 行動 / 認知 / バーチャル生物 / 動物認知 / 動物行動 / メダカ / バーチャルフィッシュ |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、魚類が相手の動きに含まれるどのような情報を他者認知に利用しているのかを特定し、彼らの認知システムにおいて「動きの視覚情報」が持つ重要性を明らかにすることである。コンピュータグラフィックスで作成したバーチャルフィッシュをディスプレイ上に提示する手法を採用している。本研究にとって、実際の魚の動きを高精度に再現し、かつ効率的にバーチャルフィッシュを作成することは必要不可欠であるが、既存の方法やソフトウェアではこれらの実現が難しいことが確認されたため、画像処理や深層学習を利用した新たな技術の開発を進めた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、我々ヒトを含めた動物が、視覚的情報から相手の「生物らしさ」や「同種らしさ」をどのように判断しているのか?を明らかにする研究である。体の各部位の色や形、模様が相手を認知する際に果たす役割については多くの研究がなされてきた一方で、動きが持つ情報が注目されることはほとんどなかった。これは、動物の動きを研究者が自由に制御することが困難であるためである。外見や動きなどそれぞれの要素を独立かつ自由に編集して操作することができるバーチャル生物の利用は、これを可能にする画期的な手法であり、今後動物の認知メカニズムの様々な側面がバーチャル生物によって解き明かされることが期待される。
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