研究課題/領域番号 |
18K14772
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分45020:進化生物学関連
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研究機関 | 基礎生物学研究所 |
研究代表者 |
西海 望 基礎生物学研究所, 神経生理学研究室, 特別研究員 (10760390)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
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キーワード | Parallel Navigation / 比例航法 / 捕食者-被食者間相互作用 / 追跡戦術 / アキアカネ / ニホンキクガシラコウモリ / 動物のナビゲーション / 野外観察 / 目標追跡運動 / Paralle Navigation・比例航法 / 仮想現実技術 / 運動視差立体視 / 捕食行動・Predatory Behavior / 仮想現実・Virtual Reality / 追跡運動・Pursuit Maneuver / 比例航法誘導・PNG |
研究成果の概要 |
本研究では、動物における追跡行動の進化の理解を目指し、追跡能力に優れた捕食動物においてしばしばみられる「Parallel Navigation(PN)」という移動規則の有効性を検証した。トンボやコウモリを捕食動物に用いた実験で、PNの有効性の実態を確認するとともに、PNを上回る優れた追跡運動やPNとセンシングを協調させた捕食戦略の構成に関して示唆を得た。この他、PNとは異なる移動戦術の分析を行い、相手の逃避開始を待ってから追いかけ始める戦術の有効性を示した。また、追跡運動の詳細な機能検証に向けた実験系開発を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
何かを追うという行為は、求愛、縄張り争い、捕食など様々な行動文脈において多くの動物に見られるものである。そして、機械なども含め人間社会においても普遍的に見られるものである。本研究は、動物を題材に優れた追跡の仕方を探究するものであり、その成果は動物の行動進化だけでなく工学など多方面へ示唆を与えることになると期待される。
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