研究課題/領域番号 |
18K14839
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分46020:神経形態学関連
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研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
佐藤 晴香 熊本大学, 発生医学研究所, 特定事業研究員 (70625780)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 大脳皮質 / シワ形成 / 脳回・脳溝 / 外的要因 / 発生後期 / 大脳 / 脳回 / 発生 / 外的因子 / 脳回形成 |
研究成果の概要 |
本課題は、大脳のシワの形成メカニズムを明らかにすることを目的としている。特にシワが発生後期に形成されることに着目し、より早い時期に起こるニューロン産生ではなく、発生後期に現れる外的因子の関与に焦点を当てている。 シワ形成のモデル動物として、齧歯類でありながらシンプルなシワを持つモルモットと複雑なシワを持つカニクイザルの2種を用いた。シワ形成期に脳回に集積する因子を見出し、それを量的に操作するための遺伝子をモルモット胎児の大脳皮質へ導入したところ、シワ形成に影響が出た。これにより、発生後期に脳回で量的に増加する因子がシワ形成に関与することが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により、ニューロン以外の因子がシワ形成期に脳溝よりも脳回に多く集積することでシワ形成が誘導されることが示唆された。外的要因によるシワ形成メカニズムを示すことにより、既存の仮説とは異なる新たなシワ形成機構を明らかにすることとなり、シワ形成機構の全容解明につながると考える。
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