研究課題/領域番号 |
18K14841
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分46020:神経形態学関連
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
森本 桂子 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 特任助教 (40815429)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 神経 / 免疫 / 発生 / 脳発生 / 免疫細胞 |
研究成果の概要 |
神経系と免疫系は多様性・特異性を兼ね備えた特殊な仕組みであり、これらのクロストークが近年注目を集めている。本研究において、ミクログリアだけでなく、T細胞、B細胞などの獲得免疫系の細胞および顆粒球、樹状細胞、ナチュラルキラー細胞といった自然免疫系の細胞が発生の比較的早い時期から脳に存在することが明らかになった。また獲得免疫の細胞の大脳皮質層形成における影響を検討したが明らかな異常は認めなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
成体脳だけでなく、発生期の脳においても種々の免疫細胞が存在しており、これらが協調して働き我々の精巧な中枢神経系の構築に関与している可能性が示された。今後、免疫細胞と神経細胞、グリア細胞との関係の観点からも脳発生の仕組みに迫っていくことで、将来的には自閉症や注意欠陥・多動性障害(ADHD)などのneurodevelopmental disorderやアルツハイマー病やパーキンソン病などの神経変性疾患、脳外傷などの治療法解明につながることが期待される。
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