研究課題/領域番号 |
18K14862
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分47010:薬系化学および創薬科学関連
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
坂田 樹理 東北大学, 薬学研究科, 助教 (20772700)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 全合成 / インドール / アルカロイド / デュオカルマイシン / (+)-CC-1065 / ピロロイミノキノン / CC-1065 / オキシム / ベンゾシクロブテノン / イソバゼリン / バゼリン / アマニチン / インドール合成法 / ディスコハブディン / オキシムスルホナート |
研究成果の概要 |
本研究では、ベンゾシクロブテノンオキシムスルホナートの環拡大反応を利用したインドール合成法を基盤に、全置換ベンゼンや複雑な縮環構造など合成困難な高次構造を含むインドールアルカロイドの合成研究を行った。その結果、1) 強力な抗腫瘍活性を有する(+)-CC-1065、2) 1-アザスピロ骨格を含む海洋アルカロイドであるレパジホルミン、3) ジチオジケトピペラジンアルカロイドであるエメストリン及びアステロキセピン、 4) ピロロイミノキノン アルカロイドの一種であるイソバゼリンA/B及びバゼリンAの全合成を達成した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年、医薬リードの枯渇から複雑天然物の構造展開により創薬を行う重要性が再認識されている。この背景から、複雑なsp3炭素の縮環構造に組み込まれた全置換ベンゼン、酸素や窒素、硫黄などのヘテロ官能基を多数有するなど、一筋縄では合成できない多置換インドールアルカロイドの合成研究が近年の創薬研究において重要視されている。このような背景を踏まえ、本研究では構造的に複雑かつ医薬リードとして魅力的なインドールアルカロイドの全合成研究に取り組み、その効率的合成法を確立した。
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