研究課題/領域番号 |
18K14873
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分47010:薬系化学および創薬科学関連
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研究機関 | 名古屋市立大学 |
研究代表者 |
家田 直弥 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(薬学), 助教 (00642026)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 一酸化窒素 / 光制御 / 酵素反応 / 2段階制御 / ケージド化合物 / 可視-近赤外光制御 / ケミカルバイオロジー / ケージド / 光操作 |
研究成果の概要 |
申請者がこれまで開発してきた黄緑色光制御NOドナーNO-Rosa5の構造を基に、光と酵素反応の2段階反応で制御可能なNOドナーNO-Rosa-Galを開発した。この化合物はβ-ガラクトシダーゼの酵素反応によって光応答性が増大し、その後光照射によってNOを放出することをNO電極を用いて確認した。さらに、β-ガラクトシダーゼを高発現させた細胞で、発現させていない細胞よりも選択的にNOを放出していることを確認した。本計画計画で得られた成果は生体においてより精度の高いNOの制御を可能にすると考えられる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
体の中で血管を操るなど、重要な役割を担っているシグナル分子である一酸化窒素の発生をより精密に制御できる手法を確立した。その制御因子の一つとなる可視光は従来必要だった紫外光と比べ、毒性が低いため、より幅広い応用が期待できる。将来的には、がん細胞のみで機能し、がん細胞を殺す、様々な循環器系疾患を非侵襲的に治療するといった応用方法が期待される。
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