研究課題/領域番号 |
18K14878
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分47010:薬系化学および創薬科学関連
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研究機関 | 公益財団法人微生物化学研究会 |
研究代表者 |
野田 秀俊 公益財団法人微生物化学研究会, 微生物化学研究所, 主任研究員 (40771738)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 不斉触媒 / β-アミノ酸 / ペプチド / 含窒素複素環 / 触媒的不斉合成 |
研究成果の概要 |
近年合成素子として需要の高まっているβ2-アミノ酸をターゲットとして本研究を展開した.具体的には容易に合成可能なイソキサゾリジンー5ーオンを基質とした触媒反応の開発を行った.本研究課題を通じて,1) イサチン由来ケチミン及びベンズアルデヒド由来イミンに対する直接的触媒的不斉Mannich型反応の開発,2) ロジウム触媒を用いたアルキルナイトレン種の生成を基盤とする環状β-アミノ酸合成法の開発,という二つの成果を達成した.本研究成果で得られたβ-アミノ酸はほぼ全てが新規化合物であり,低分子医薬品・農薬等の関連分野におけるビルディングブロックとしても有用であると考える.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
医薬品開発効率の向上が強く叫ばれる近年の創薬化学研究では,「新規」かつ「ドラッグライク」な化合物をこれまで以上に迅速に供給,試験する必要がある.本研究で得られた構造的に多様な新規アミノ酸類はこのような要請に応えるビルディングブロックとして,有機合成化学の観点から創薬化学研究を大きく変革するに資する化合物である.
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