研究課題/領域番号 |
18K14885
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分47020:薬系分析および物理化学関連
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研究機関 | 静岡県立大学 |
研究代表者 |
佐藤 秀行 静岡県立大学, 薬学部, 講師 (70739242)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | ペプチド / 吸入剤 / プリンタ技術 / ナノ粒子 / 経肺 DDS / 吸入製剤 / 吸入粉末製剤 / ペプチド性医薬品 |
研究成果の概要 |
本研究課題では,近年重要性が大きくなっているものの実用的なデリバリー技術が存在していないバイオ医薬品,中でもペプチド医薬の効率的デリバリーを指向すべく,革新的な粉末吸入製剤の創出に挑戦した.本研究では,最新のナノテクノロジーおよび異分野技術であるプリンタ技術を発展的に応用することで内包する医薬品の吸収動態を制御可能な特性を有する機能性ナノ粒子の開発,および機能性ナノ粒子を搭載した高分散性粉末吸入製剤の設計に成功した.本研究から得られた知見はバイオ医薬品の効率的デリバリーを達成するための新規投与形態開発に貢献するであろう.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
粉末吸入製剤は,安全に自己投与可能な投与形態としてバイオ医薬品の drug delivery system に対して非常に有用であるが,良好な吸入特性,肺における安定した薬物吸収には極めて厳格な粒子のサイズ・形状コントロールが必須であり,製剤開発を困難なものとしている.加えて吸収部位である肺胞近傍における異物クリアランスメカニズムは極めて迅速かつ複雑であり,薬理作用持続化のためにはこれらの回避は必須である.本研究課題は,最新のプリンタ技術とナノテクノロジーを薬剤科学分野の技術と融合,発展的に応用することでこれらの課題解決に貢献可能な成果を得た.
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