研究課題/領域番号 |
18K14889
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分47020:薬系分析および物理化学関連
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研究機関 | 新潟薬科大学 |
研究代表者 |
城田 起郎 新潟薬科大学, 薬学部, 助手 (20714900)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
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キーワード | MALDI / 真空紫外光 / ソフトイオン化 / 飛行時間型質量分析法 / 質量分析 |
研究成果の概要 |
真空紫外(VUV)光の1光子イオン化特性を利用し、生体由来試料等の質量分析手法として汎用されているMALDI法において生成するプルーム中の大部分を占める中性分子種をソフトイオン化する手法を用いて検出感度の向上を目指した.その結果、Pheの混合比が高く十分な強度のMALDI信号が得られないPhe/DHB混合結晶では、プルーム中の中性分子種由来のMALDI-VUV信号がMALDI信号と比較して高い強度で得られることがわかった.さらに、本手法を用いたプルーム中の中性DHBの内部エネルギー分布測定により、プルーム前方は熱的に非平衡状態であり高い内部エネルギーをもったDHBが多いことが明らかとなった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で用いたMALDI-VUV法によりMALDIプルーム中の中性分子種を真空紫外光の1光子イオン化により検出することで、MALDI法では検出できない条件の試料等を検出できる可能性が見出された.また、MALDI法では観測できないプルーム中の中性分子種の伝搬を実時間追跡できることが明らかとなった為、今後、本手法を用いて、MALDIイオン生成メカニズムに関する新たな知見が得られることが期待される.
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