研究課題/領域番号 |
18K14897
|
研究種目 |
若手研究
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分47030:薬系衛生および生物化学関連
|
研究機関 | 昭和大学 |
研究代表者 |
村瀬 礼美 昭和大学, 薬学部, 講師 (20779764)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
|
キーワード | リン脂質代謝 / 腸内細菌叢 / 高脂肪食負荷肥満モデルマウス / 腸管特異的ノックアウトマウス / ホスホリパーゼA2 / 腸内細菌 |
研究成果の概要 |
近年、腸内細菌バランスの乱れは、大腸疾患だけに止まらず、生活習慣病やアレルギーといった様々な疾患に影響を及ぼすことが注目されている。そのメカニズムとして、腸内細菌による免疫バランスの調節や、逆に免疫バランスの変容が腸内細菌叢の組成に影響を与えることが報告されている。本研究では、脂質と腸内細菌叢の関係に着目し、細胞外リン脂質を代謝する酵素である、X型分泌性ホスホリパーゼA2(sPLA2-X)が腸内細菌バランスを制御することで、肥満を抑制することを見出した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、sPLA2-Xによる大腸の腸内細菌バランスの変容が、遠隔臓器である脂肪組織における表現型である肥満に影響を与えることが示唆された。これまでの研究においては、sPLA2-Xの機能は、発現組織における解析に基づくものであり、その作用が遠隔組織に波及するという発想はなかったため、本研究はsPLA2研究における新たな視点をもたらすものであるといえる。
|