研究課題/領域番号 |
18K14899
|
研究種目 |
若手研究
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分47030:薬系衛生および生物化学関連
|
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
小野口 玲菜 (水谷玲菜) 東京大学, アイソトープ総合センター, 特任助教 (30780697)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
|
キーワード | 熱ストレス応答 / 核内構造体 / 長鎖非コードRNA / 非コードRNA |
研究成果の概要 |
申請者はこれまでに「MALAT1非コードRNAが、熱ストレスに応答して新規核内構造体(HiNoCo bodyと命名)を形成する」という新しい現象を見出していた。本研究ではMALAT1/HiNoCo bodyが熱応答性遺伝子発現制御に寄与するかの検証実験を行った。その結果、熱ストレス時にMALAT1依存的に発現変動する遺伝子群及びオープンクロマチン領域を同定した。さらに、非ストレス時と熱ストレス時でMALAT1が相互作用するゲノムDNA領域が異なることも見出した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により、MALAT1非コードRNAが熱ストレスに応答して局在変化することで、通常時と熱ストレス時では異なる遺伝子発現の制御に関与することが示唆された。本研究は「非コードRNAの局在変化を基盤とした熱応答性遺伝子の発現制御」という新しい熱ストレス応答機構の発見につながる、先駆的な事例となることが期待される。
|