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プリン作動性化学伝達の遮断による慢性疼痛の抑制メカニズムの解明と薬学的応用

研究課題

研究課題/領域番号 18K14903
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分47030:薬系衛生および生物化学関連
研究機関岡山大学

研究代表者

加藤 百合  岡山大学, 自然生命科学研究支援センター, 特別契約職員(助教) (10732042)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
キーワードATP / プリン作動性化学伝達 / 慢性疼痛 / トランスポーター
研究成果の概要

慢性疼痛(炎症性疼痛・神経障害性疼痛)は副作用の少ないより良い治療薬がいまだ開発されていない。慢性疼痛の発症に関与するプリン作動性化学伝達の必須因子である小胞型ヌクレオチドトランスポーター(VNUT)に着目した。本研究により、新たに見出したVNUT特異的阻害剤はプリン作動性化学伝達を制御し、既存の鎮痛薬と比較して慢性疼痛に対してより有効であることを明らかにした。

研究成果の学術的意義や社会的意義

In vivo、in vitroにおいて、VNUTを特異的に阻害することで、小胞へのATP濃縮を阻害し、プリン作動性化学伝達を制御することが可能となった。プリン作動性化学伝達は疼痛だけではなく炎症をはじめとした様々な疾患への関与が知られているため、今後、それらの治療の応用が期待できる。
また、トランスポーターを標的とした鎮痛薬は新規であり、新たな創薬標的を見いだすことができた。

報告書

(3件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実施状況報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて 2019 2018

すべて 学会発表 (4件) (うち国際学会 1件、 招待講演 1件)

  • [学会発表] 小胞型ヌクレオチドトランスポーター特異的阻害剤は化学療法誘発性神経障害性疼痛を抑制する2019

    • 著者名/発表者名
      大杉健剛, 加藤百合, 原田結加, 樹下成信, 宮地孝明
    • 学会等名
      第60回日本生化学会 中国・四国支部例会
    • 関連する報告書
      2019 実績報告書
  • [学会発表] Identification of a vesicular ATP release inhibitor for the treatment of neuropathic and inflammatory pain.2019

    • 著者名/発表者名
      Yuri Kato, Takaaki Miyaji
    • 学会等名
      BioMedical Transporters
    • 関連する報告書
      2019 実績報告書
    • 国際学会
  • [学会発表] 小胞型ヌクレオチドトランスポーター阻害剤は神経障害性と炎症性疼痛を抑制する2019

    • 著者名/発表者名
      大杉健剛, 加藤百合, 原田結加, 樹下成信, 宮地孝明
    • 学会等名
      若手支援技術講習会
    • 関連する報告書
      2019 実績報告書
  • [学会発表] 創薬を目指した小胞型ヌクレオチドトランスポーター特異的阻害剤の同定2018

    • 著者名/発表者名
      加藤百合
    • 学会等名
      トランスポーター研究会
    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書
    • 招待講演

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2022-01-27  

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