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網羅的変異導入と遺伝子発現解析による治療用ヘルペスウイルスベクターの開発

研究課題

研究課題/領域番号 18K14927
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分47040:薬理学関連
研究機関日本医科大学

研究代表者

塩澤 裕介  日本医科大学, 医学部, 助教 (60801511)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
キーワードウイルスベクター / 遺伝子治療 / 遺伝子発現プロファイル / トランスレーショナルリサーチ
研究成果の概要

単純ヘルペスウイルス(HSV)ベクターを感染させた培養細胞株のトランスクリプトーム解析の結果、感染後24時間まではUL39遺伝子領域で転写活性が高いこと、およびLAT領域と呼ばれるゲノム領域で転写活性が持続的に保たれることが明らかになった。これを受け、LAT領域またはUL39領域にGatewayカセットを有するHSVベクターを作製した。LAT領域はHSVゲノムの反復配列中にあるため、Gatewayカセットを2コピー挿入できた。また、1回の組換え反応で一度に2コピーの遺伝子を挿入する方法を確立した。持続発現用のベクターは従来のものよりも生物学的力価が高い傾向にあり、遺伝子導入効率も高かった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

従来の治療では根治困難な疾病を克服するための新規治療法としてウイルスの医療実装が研究されている。遺伝子治療はその代表例であり、治療遺伝子を標的細胞に送達するためのベクターとしてウイルスが広く用いらている。単純ヘルペスウイルスベクターは大きな遺伝子も搭載可能であるという利点を有しているが、毒性が高いという問題がある。そのため、ウイルスの毒性を低減させる処理が必要になるが、これにより治療遺伝子の発現量が低下してしまう。本研究は、治療標的とする細胞で遺伝子の発現が保たれ、治療遺伝子を持続的に発現できるベクターゲノムの領域を解明した。

報告書

(5件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2023-01-30  

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