研究課題/領域番号 |
18K14938
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分47050:環境および天然医薬資源学関連
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研究機関 | 日本大学 |
研究代表者 |
矢作 忠弘 日本大学, 薬学部, 助教 (40632766)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | BMP/Smad / 骨代謝 / ミャンマー植物 / 琉球弧植物 / フラボノイド / 骨粗しょう症 / BMP/Smadシグナル / ミャンマー / 沖縄 / 奄美大島 / 琉球弧 / 骨形成 / 千葉 / 薬用植物 / 生薬 / 骨粗鬆症 |
研究成果の概要 |
BMP/Smadシグナルを制御する天然薬物の探索を目的とし、ミャンマー産植物エキス700種類、琉球弧植物エキス1496種類についてレポーターアッセイによるスクリーニングを行った。その結果、ミャンマー植物では29種類、琉球弧植物では26種類にSmad活性が認められた。ミャンマー植物ではソリザヤノキの樹皮について成分探索を行い、5種のフラボノイドを単離した。琉球弧植物ではアカボシタツナミソウの全草について成分探索を行い、3種の新規化合物を含む14種のポリメトキシフラボノイドを単離した。これらの化合物について、Smad活性および骨芽細胞への影響を検討した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本は世界でもトップクラスの長寿国であるが、多くの人が長い間「健康ではない」状態で過ごしており、特に骨粗鬆症による骨折は高齢者が寝たきりになる理由の上位であることから、骨を健康に保つことができるような医薬品の開発は急務である。今回、骨形成に関与するシグナル伝達の一つであるBMP/Smadシグナルを活性化させる天然物の探索を行い、ミャンマー植物および琉球弧植物より、Smad活性を有するフラボノイドを単離した。さらなるエビデンスの蓄積により、シード化合物としての発展や、健康食品・サプリメントとしての利用につながることを期待したい。
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