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NADP(H)に着目した抗がん剤による日周リズムの維持・変動メカニズムの解明

研究課題

研究課題/領域番号 18K14947
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分47060:医療薬学関連
研究機関富山大学

研究代表者

岡崎 史泰  富山大学, 学術研究部薬学・和漢系, 助教 (20610348)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
キーワード時間薬理 / 体内時計 / がん
研究成果の概要

スルファサラジンは、がん幹細胞に対しても効果をもつ新規抗がん剤として期待されている。しかし、抗がん剤は一般的に日周リズムを変動させることが報告されており、そのメカニズムを解明することは時間薬物療法を臨床で使用する上で重要なテーマである。本研究で、培養細胞にスルファサラジンを暴露させると日周リズムが発振されることを確認した。また、スルファサラジンの投薬時刻によって日周リズムが維持される時刻が存在し、NADPHが関与することが確認された。本研究成果は、時間薬物療法を臨床応用する上で重要な知見になると考えられる。

研究成果の学術的意義や社会的意義

スルファサラジンを用いた時間薬物療法は、スルファサラジンの抗腫瘍効果を増大させるだけでなく、他の抗がん剤の抗腫瘍効果を増大させる。がん化学療法では、一般的に複数の薬剤を併用することから、日周リズムの維持・変動のメカニズムや日周リズムが回復するまでの休薬期間の解明は、抗がん剤の投薬スケジュールを決定する上で重要なエビデンスになると考えられる。また、日周リズムの異常は、鬱や代謝異常、循環器異常など様々な疾患の原因になることから、今後抗がん剤投薬によって生じる副作用のメカニズム解明にもつながると期待される。

報告書

(4件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2020 2019 その他

すべて 学会発表 (2件) 備考 (1件)

  • [学会発表] Dosing time-dependent antitumor effect of sulfasalazine in tumor bearing mice2020

    • 著者名/発表者名
      岡﨑 史泰、濱村 賢吾、瀬戸 祥弘、辻 泰弘、 藤 秀人
    • 学会等名
      第41回 日本臨床薬理学会学術総会
    • 関連する報告書
      2020 実績報告書
  • [学会発表] 日周リズムを基盤としたxCT阻害剤による 抗腫瘍効果の影響2019

    • 著者名/発表者名
      岡﨑 史泰、濱村 賢吾、辻 泰弘、 藤 秀人
    • 学会等名
      公益財団法人 日本薬剤学会 第34年会
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
  • [備考] 富山大学大学院 薬学部 医療薬学研究室

    • URL

      http://www.pha.u-toyama.ac.jp/phaphy2/Publications.html

    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2018-04-23   更新日: 2022-01-27  

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