研究課題/領域番号 |
18K14951
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分47060:医療薬学関連
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
山田 孝明 九州大学, 大学病院, 薬剤師 (50725744)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 小児・新生児 / 抗MRSA薬 / 治療薬物モニタリング / ファーマコメトリクス |
研究成果の概要 |
本研究では、抗メチシリン耐性黄色ブドウ球菌薬であるテイコプラニンに着目し、小児・新生児における母集団薬物動態モデルならびに生理学的薬物動態モデルを構築した。また、目標血中濃度達成のための投与ノモグラムを作成し、その有用性について評価した。 薬物動態解析により、血中濃度に影響する因子として、体重、妊娠週数、腎機能、血清アルブミン値が同定された。また、シミュレーション解析により、添付文書用量から増減が必要な患者群を特定することができた。得られた研究成果は、成長・発達過程を考慮した個別化投与設計の推進、ならびに小児・新生児における投与設計の標準化につながると考えられる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、これまで医薬品開発で利用されてきたファーマコメトリクスを小児・新生児領域における臨床ファーマコメトリクスとして新たに活用したことを特徴としている。得られた研究成果は、小児・新生児におけるテイコプラニンの個別化投与ならびに投与設計の標準化につながり、血中濃度の測定が困難な施設においても利用可能となることが期待される。また、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症の治療向上、有害反応の回避という側面からも、意義深い研究であると考えられる。
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