研究課題/領域番号 |
18K14954
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分47060:医療薬学関連
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研究機関 | 名古屋市立大学 |
研究代表者 |
萩原 宏美 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 助教 (70793727)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 抗血小板薬 / 大規模医療情報 / リアルワールドデータ / 国際共同治験 / 民族差 / プラスグレル / クロピドグレル / 治験 / 大規模医療情報データベース |
研究成果の概要 |
抗血小板薬であるクロピドグレルとプラスグレルは、別の代謝経路を持つ。国際第III相試験では、プラスグレルはクロピドグレルに比し抗血栓効果は優れるものの、出血リスクが増大することが報告された。本研究では、市販後有害事象自発報告データベース(FAERS,JADER)を用いて、クロピドグレルとプラスグレルの出血リスクを比較検討した。クロピドグレルに比しプラスグレルは出血リスクが高いという結果であった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
昨今の国際共同治験の促進により、日本人症例の組み入れが少ないまま有効性や安全性が検証され、承認される医薬品が多くなってきている。そこで、本研究では、治験時に日本人症例が少なく、日本人における有効性や安全性が明らかにされていないことに関し、日本人データを多数含む大規模医療情報データベースを活用した市販後の調査をすることを目的とした。本研究により、大規模データを用いた調査が、臨床試験時の民族差の課題を解決する一助となることを示した。出血リスクがより低く、かつ抗血小板効果が高く使用できる薬剤選択について検討し、日本人における抗血小板薬の適正使用につなげることができた。
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