研究課題/領域番号 |
18K14958
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分47060:医療薬学関連
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研究機関 | 昭和大学 |
研究代表者 |
柴田 佳太 昭和大学, 薬学部, 准教授 (50727328)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 脳梗塞 / SMTPs / 血栓溶解薬 / プラスミン活性作用 / 抗炎症作用 / 抗酸化作用 |
研究成果の概要 |
脳梗塞の急性期に用いられるt-PAによる血栓溶解療法は、著名な症状改善が認められるが、脳内出血等の重大な副作用をもたらすため、発症からの投与時間が制限されている。本研究では、我々が独自に開発した血栓溶解作用の評価が可能な酢酸誘発脳梗塞モデルマウスを用い、真菌由来化合物 (SMTPs) のうち、SMTP-22およびSMTP-43を投与した際に、脳梗塞に対する著名な効果を示すことを明らかとした。また、両薬物はプラスミン活性作用、抗炎症作用および抗酸化作用を有していることが明らかとなり、既存薬の t-PA にはない作用を有していることから、新規脳梗塞治療薬としての将来性が示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
脳梗塞の急性期治療において、既存薬であるt-PAのような発症後の投与時間制限がある薬剤しか存在しない現状を踏まえると、新規脳梗塞治療薬の候補化合物を見い出せたことは、臨床的に非常に意義深いことである。また、血栓溶解作用のみではなく、抗炎症作用や抗酸化作用を併せ持つことの重要性を示せたことも、学術的に意義深いことである。
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