研究課題/領域番号 |
18K14960
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分47060:医療薬学関連
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研究機関 | 東京薬科大学 |
研究代表者 |
茨木 ひさ子 東京薬科大学, 薬学部, 助手 (50736444)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 経皮投与 / 経皮デリバリー / リポソーム / 脂質ナノ粒子 / 核酸医薬 / 難治性皮膚疾患 / 経皮投与製剤 / DDS / アレルギー性皮膚炎 / アトピー性皮膚炎 |
研究成果の概要 |
本研究の遂行により、リポソームの表面電荷や表面水和層、構成脂質や組成が経皮送達性に与える影響をマウス皮膚ならびにヒト皮膚培養モデルを用いて網羅的に検討し、経皮デリバリーに優れるリポソームの特性を明らかにした。さらに、経皮送達性の向上が確認された特性を全て兼ね備えたリポソーム(負電荷・DOPE含有・PEG修飾リポソーム)を新たに作製し、in vivo皮内送達性を評価したところ、皮内深部有棘層への高い局在を実証した。本成果は、患者に身体的・精神的苦痛のない低侵襲的で自己投与可能な難治性皮膚治療システム構築への手がかりを提供する。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
未だ知見の少ない経皮送達性に寄与するリポソームの特性を明らかとし、ナノキャリアを用いた経皮デリバリーの可能性を明らかとした。本研究で得られた成果は、皮内深部への薬物移行が必要な難治性皮膚疾患に対する非侵襲的薬物治療システム開発における重要な知見となり得ることから学術的にも意義深い。さらに、本知見は経皮ワクチン開発や化粧品分野等様々な用途においても応用展開可能であり、皮膚科学分野全般へ貢献が期待される。
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