研究課題/領域番号 |
18K14968
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分47060:医療薬学関連
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研究機関 | 神戸大学 (2019) 武庫川女子大学 (2018) |
研究代表者 |
綿本 有希子 神戸大学, 医学部附属病院, 薬剤師 (10757454)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | β細胞 / 誘導 / 低分子化合物 / 分化転換 / 糖尿病 / インスリン / 分化 |
研究成果の概要 |
本研究では、血糖降下作用という副作用情報に基づき糖尿病治療薬を除く医薬品データベースより既報の構造活性相関などの情報に基づき血糖降下作用をもつ薬剤をスクリーニングした。実際に選定した薬剤のうち1種類は、モデル動物に投与することで血糖値は低下した。この血糖降下作用は、インスリン産生細胞を回復したことによるものと示唆された。このメカニズムについて網羅的解析を行い、関連する因子を絞り込んだ。現在、これらの因子によるメカニズムついて解析を継続している。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
糖尿病の根治にむけて、既にharmineをはじめ、GABA, micro RNAの他、EGF, gastrin, Maf A遺伝子などの生理活性物質や遺伝子を用いてβ細胞を再分化させたとする論文が多数報告されている。一方、その詳細なメカニズムや臨床応用については未解決のままである。今回、用途転換によりインスリン分泌の回復が可能であれば、薬物動態や副作用等も判明していることから直ちに臨床応用への可能性が広がる。本研究は、インスリン産生能の回復を目指して開始した。そして新規治療法の開発につながる基盤となる成果を得ることができたと考えている。
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