研究課題/領域番号 |
18K14971
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分47060:医療薬学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人理化学研究所 |
研究代表者 |
年本 広太 国立研究開発法人理化学研究所, 科技ハブ産連本部, 特別研究員 (70740504)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | モデリング&シミュレーション / 生理学的薬物速度論モデル / 仮想臨床試験 / 薬物相互作用 / 薬物動態学 / 遺伝子多型 / モデリング&シミュテーション / 個人間変動 / 分子標的薬 |
研究成果の概要 |
当初計画した分子標的薬の副作用個人間変動予測は、その薬物の血中濃度推移を再現するための数理モデル構築が現状の臨床データからでは困難であったため、糖尿病治療薬レパグリニドに焦点を変更した。レパグリニドは高脂血症治療薬ゲムフィブロジルとの併用により、その血中薬物濃度が上昇することが個人間のばらつきを含めて臨床報告がなされている。レパグリニドの数理モデルを構成する生理学的・生化学的パラメータにばらつきを与えることでコンピュータ上で仮想被検者を発生させた。発生させた仮想被検者を用いてゲムフィブロジル併用によるレパグリニドの薬物濃度推移をシミュレーションした結果、臨床報告を良好に再現することに成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果に、別途構築した薬物毒性の数理モデルを組み合わせることにより、その薬物の薬効および副作用発生頻度をシミュレーションすることが可能となる。その結果に基づいて、新規医薬品開発における臨床試験の試験デザインの最適化、薬効を最大限引き出しつつ副作用の発生を抑える最適な薬物投与量を推定することが可能になる。
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