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神経障害に着目したがん化学療法誘発味覚障害の発症機構解析

研究課題

研究課題/領域番号 18K14982
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分47060:医療薬学関連
研究機関京都大学

研究代表者

宗 可奈子  京都大学, 薬学研究科, 助教 (50816684)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワード薬理学 / 医療薬学 / 味覚障害 / がん化学療法 / 抗がん剤誘発末梢神経障害 / 末梢神経障害 / 神経障害
研究成果の概要

本研究では、ラットにシスプラチンを連続投与することにより、味覚障害モデルラットを作製し、味覚感受性が変化していることを確認した。さらに、シスプラチンの投与により舌神経の神経標本断面において神経軸索の直径平均が減少することや、軸索円形度の大きい神経の割合が減少し、軸索円形度の小さい神経の割合が増加することが示された。これらから、シスプラチン誘発味覚障害モデルラットにおいて、味覚を伝える舌神経が変性していることが明らかとなった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

抗がん剤によるがん化学療法において誘発される副作用の中でも、味覚障害は、抗がん剤投与中の患者の約半数に現れる主要な副作用であり、患者のQOLの著しい低下を招く。高齢化によりがん患者やがんサバイバーが増加しているが、一方で副作用である味覚障害の有効な予防法や治療法は確立されておらず、がん化学療法誘発味覚障害の発症メカニズムのさらなる解明および治療戦略の探索が非常に強く望まれている。本研究は、抗がん剤による味覚神経障害という視点で味覚障害のメカニズムを解明することで、新たな予防・治療ターゲットの探索につなげることが出来ると考えている。

報告書

(4件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2022-01-27  

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