研究課題/領域番号 |
18K14995
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分47060:医療薬学関連
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研究機関 | 大阪医科薬科大学 (2021-2022) 大阪薬科大学 (2018-2020) |
研究代表者 |
角山 香織 大阪医科薬科大学, 薬学部, 専門教授 (10571391)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 副作用モニタリング / JADER / 医薬品副作用データベース / 自発報告 / 有害事象 / 発現時期 / 薬歴 / テキストマイニング / 抗精神病薬 / 関節リウマチ / 生物学的製剤 / リアルワールドデータ / 有害事象自発報告システム / プッシュ型通知 / 情報提供 |
研究成果の概要 |
2018、2019年度は、医薬品副作用データベース(JADER)を用いて解析を進め、臨床で繁用される抗精神病薬、生物学的製剤の有害事象の種類や発現時期等の特徴を明らかにした。一方、JADERには、被疑薬の投与開始日や有害事象の発現日に欠損があるという欠点を補うため、他の情報源として保険薬局の薬歴データに着目し、調剤歴と服薬指導記録の患者の訴え等を組み合わせて医薬品の副作用発現時期を解析した。患者数の多い高血圧、精神疾患に焦点をあて、2021年度には、抗精神病薬による咳嗽の発現時期について、最終年度には、降圧剤による咳嗽の発現時期ならびに抗精神病薬によるざ瘡の発現時期を明らかにすることができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の社会的意義として、臨床で繁用される降圧薬、抗精神病薬、生物学的製剤などに焦点をあて、これら医薬品の有害事象の種類や発現時期等の特徴を明らかにし、副作用の早期発見・重篤化回避につながる情報を提供できたこと、また、得られた結果は、副作用モニタリングシステムに搭載できるようにIT開発ベンダーと調整を始めており、現実社会での利活用につなげようとしていることが挙げられる。また、薬局の薬歴データを用いて、調剤歴と服薬指導記録の内容を組合わせることで、これまで気づきにくかった副作用とその発現時期を明らかにできた。これにより今以上にきめ細かなモニタリングが可能となるため、本研究の学術的意義は大きい。
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