研究課題/領域番号 |
18K15036
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分48030:薬理学関連
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
稲生 大輔 金沢大学, 医学系, 助教 (40721981)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | イメージング / ゲノム / 脳 / 蛍光プローブ / 神経細胞 / グリア細胞 / 核 / クロマチン |
研究成果の概要 |
オープンクロマチンは核の中でもゲノムがゆるんだ状態で遺伝情報が読み取られやすくなっている領域であり、細胞の状態や機能を反映していると考えられる。そこで、申請者は”オープンクロマチン領域”を可視化する新規タンパク質型プローブ ChrocodiLEの開発を行った。ChrocodiLEを発現する動物 (マウス、線虫、ハエ) の作製も行い、それぞれChrocodiLEを発現する個体を得られた。すなわち、ChrocodiLEは培養細胞のみならず、幅広い組織・個体におけるオープンクロマチン構造を可視化するための有用な新規ツールであると強く考えられる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年次世代シーケンサーを用いたATAC-seqなどの方法により、オープンクロマチン領域の解析が活発に行われてきているが、生きた細胞内でのオープンクロマチン構造を解析できるツールは今まで存在しなかった。ChrocodiLEは本課題を解決するための世界初のツールである。特にChrocodiLEを発現する動物の作製に成功しているが、これらを疾患モデルと組み合わせることで、本研究分野のさらなる進展が期待できる。これらを活用することで、クロマチンの異常と病気の関連において、既存の手法では見えてこなかった現象が明らかになってくるであろう。
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