研究課題/領域番号 |
18K15047
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分48040:医化学関連
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
神田 朗 九州大学, 医学研究院, 助教 (10814650)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | NADPHオキシダーゼ / 上皮細胞内局在制御 |
研究成果の概要 |
膜タンパク質NADPHオキシダーゼ(NADPH oxidase ; Nox)ファミリーは、消化管や肺、甲状腺などの上皮細胞において、活性酸素の生成を通じて宿主防御やホルモンの生合成などの生体機能に役割を果たす。一方で、反応性の高い活性酸素の無秩序な生成は細胞や組織に有害であるため、Noxは細胞内の適切な場所で働く必要がある。ところが、Noxを上皮細胞内の適切な場所に局在化させる分子機構は未解明なままであった。本研究では、Noxに結合するタンパク質の1つが、Noxファミリーの上皮細胞内局在制御に必須であることを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
活性酸素は宿主防御やホルモンの生合成などの生体機能に用いられる一方で、その反応性の高さ故、無秩序な生成は細胞や組織に有害である。実際に、活性酸素の過剰生成は、多くの疾患の病因に関与することが知られる。本研究では、Noxファミリーが細胞内の「適切な場所」で活性酸素を生成するための仕組みの一端を明らかにした。本研究を通じて、生体が厳密に制御された活性酸素生成を行うための新たな分子機構が明らかになった。
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